こんにちは。yuzu(@yuzu_happysmile)です。
現在妻ちゃんと2019年に産まれたベイビーちゃんと3人暮らしを満喫中です。
そんな私ですが、産後すぐに育休を取得し、妻ちゃんとベイビーちゃんのサポートを行いました。
男性の育休取得はまだまだ低い状況で、2018年における男性の取得率は約6%と100人に6人しかいない状況です。
また、取得している人の中でも8割ほどは1ヶ月以内の取得となっており、まだまだ育休が取りづらい世の中となります。
育休を取りたいなと思っていても周りに実際にとった人がほとんどおらず、なかなか相談もできない方が多くおられるのではないでしょうか。
2.5ヶ月ほど育休を取得した経験から、おすすめの育休期間について紹介します。
育休って何!?

育児休職の概要
みなさん「育児休暇」と「育児休職」の違いを知っていますか!?
同じように活用されていますが、仕組みを見ると全く異なります。
先日小泉環境大臣が育休を取得するというニュースが話題に上がりましたが、小泉大臣が取得されるのはどちらになるでしょうか。
正解は「育児休暇」です。
簡単にそれぞれについて紹介すると
- 休暇:会社の年休や特定の休暇プランによって育児のために休みをとること(有給休暇)
- 休職(休業):国の育児休業制度によって休職すること(無休休暇)
となります。
小泉大臣は3ヶ月間で通算2週間ほど時短勤務や在宅勤務を活用すると報道されており、育児休暇にあたるものとなります。
小泉大臣の場合は休暇でも休職でも国からお金をもらうことには変わりませんが、休暇を取るだけでもこれだけ賛否両論が出ている状況がまだまだ男性の育休取得に対する風当たりが強い状況を感じます。
育児休職(休業)について詳細にみていきたいと思います。
「育児休業」は平成3年に制定された「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」で定められた赤ちゃんを育てる労働者である親御さんが取得できる休業のことを指します。
育児休職(休業)は法によって定められたものであり、一定条件を満たしていれば、育児休業給付金が支給されます。
このように育休といっても、企業側が保証してくれる「育児休暇」と国が保証してくれる「育児休職」があることをわかりました。
育児休暇と育児休職どちらがいいの!?
個人的にどちらを選択するかは、「どれだけの期間育児のためのお休みを取得するか」がポイントかと思います。
育児休職の場合は様々な資料(会社にもよりますが、10種類近く)を提出する必要があり、仕事をしながら準備をするのはかなり手間だなと感じました。
仮に1週間から2週間ほどの休みをとって育児の手助けをしよう思われている場合は、小泉大臣のように育児休暇を取得された方が良いと思います。
土日休みの方であれば、平日5営業日を2週間お休みを取れば2週間ほど休みとなり、手間を考えればこちらの方が良いかと思います。
1ヶ月は育休を取りたいという方は育児休職を取られることをおすすめします。
様々な書類提出を考慮しても、復帰後の年休のあまり状況を考えると育児休職を取得された方が良いと思います。
- 育児休暇:1週間から2週間ほど
- 育児休職:1ヶ月以上
というイメージで考えていただければいいと思います。
男性の育休取得の現状
2020年までに男性の育休所得率を13%まで向上させると政府から発表されていますが、2018年における男性の育休取得率は約6%です。
6%でも右肩上がりに推移してきており、過去最高の値となっています。
こちらは厚生労働省が「平成30年度雇用均等基本調査(確報)」で発表している育児休業取得率の推移となります。
※育児休職にあたるものです


女性を見るとここ10年ほどは80%以上で推移していることがわかります。
男性はここ最近右肩上がりで推移していることがわかり、平成30年(2018年)の取得率が6.16%となっています。
ちなみに、男性の6%の期間別の内訳を見てみると
5日未満:36.3%
2週間未満:35.1%(累計71.4%)
1ヶ月未満:9.6%(累計81.0%)
となっています。
育休を取得した人の中でも8割の方は1ヶ月未満という結果になっています。

おすすめの育休期間とは

育児の面から考えるおすすめ期間
家事や育児のサポート面から育休の期間について考えていきたいと思います。
まず、いつから育休を取るかですが、
どれだけ親族からサポートしてもらえるか
によるかと思います。
我が家の場合は、
- 両親が働いていることから里帰り出産はしない
- お互い実家が遠距離であることから日々のサポートは難しい
という環境でした。
そのため、産後すぐにサポートが必要であることから、赤ちゃんが産まれてすぐのタイミングで育休取得を行いました。
子育てですが、産後病院から退院したすぐのタイミングが何をするにもはじめてで大変なタイミングです。
また、ママさんの体も産後1ヶ月はずっと横になって体を癒す必要があります。
そのため、育休取得のタイミングは
- サポートがない場合は産後すぐ
- 里帰り出産している場合はご自宅に帰ってきてから
取得をされるのが良いかと思います。
期間に関してですが、私の体験談からすると1ヶ月でやっと慣れてきたという感覚でした。
育休中は、料理や洗濯、掃除、オムツ替え、沐浴(お風呂)など家事や育児をこなします。
普段から家事をされている方であれば、オムツ替えや寝かしつけ、ミルクなどの育児の部分だけが追加となりますが、あまり家事をしていない方は、家事も一からになるため、かなりの労力になります。
そのため、最低でも2ヶ月、可能であれば3ヶ月ほど取得できるとママさんにとってもかなり助かるものになるかと思います。
ちなみに育休取得から1ヶ月ほどで感じたことが気になる方はこちらをご覧ください。
お金の面から考えるおすすめ期間
お金の面から考える育休期間について考えたいと思います。
パパさんが気になるのはお金と仕事ということを考慮すると、検討しなければいけないポイントはこちらです。
- 休業最終日は月末日を含める
- 休業期間にボーナス月を含める
- 査定に響きにくい期間とする
この3点を気をつけると良いと思います。
まず育児休職(休業)を取ることでもらえるお金としては、
- 育児休業給付金:月額標準報酬×(休職日数÷30日)×67%
- 社会保険料の免除(節約)
育児休業給付金は日割りで計算されるため、休業した期間分のお金を国からもらえることができます。
ただし、振り込みは2、3ヶ月後となるため、給料がなくても直近の生活がおくれるように準備する必要があります。
社会保険料の免除に関しては、免除の条件が「育児休業を開始した日の属する月から、終了する日の翌日が属する月の前月」となっており、月単位の免除となります。
例えば3/1から育休を開始する場合
- 3/31に終了:翌日4/1の前月が3月のため、3月が免除対象
- 3/20に終了:翌日3/21の前月が2月のため、免除対象外
となるため、必ず月末日を含んで、期間設定をするようにしましょう。
ボーナスを含める理由としては、給料が高い月の社会保険料が免除されることで、より節約効果が高まるという効果があります。
企業によりますが、育休期間中は在宅補助費用が出なかったり、各種補助費用がでないなど取り決めがあるかと思います。
幾分かマイナスになってしまう部分を給料の高い月の社会保険料免除で補填するようにしましょう。
また、多くのパパさんが気にするのが仕事じゃないでしょうか。
いろいろ懸念点がある中で特に気になるのが評価じゃないでしょうか。
育休に対して不当な評価をしてはいけないというのは建前上ありますが、期間によっては評価に値する期間働いていないため、評価しないという考えの会社もあります。
私の会社の場合は、6ヶ月育休を取ると評価に値せず、評価に影響がある前にそもそも評価もされないという状態に陥ります。
この期間は皆さんの会社ごとに設定されているはずですので、事前にご確認いただくことをお勧めします。
これらの点を踏まえた上で、期間設定をされることをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだパパさんの育休は取りづらい世の中ですが、少しずつですが、取りやすい世の中になってきています。
長期間休むのはいろいろと不安があるかと思いますが、新生児のベイビーの成長を見れるのはそう何度もあるものではありませんので、せっかくの制度なので上手に活用をしていきましょう。
勇気のある一歩を踏み出しましょう。