「昼の森に溶け込み 夜の森に潜む 大切な人と愛しい時を過ごす珠玉の隠れ宿」というコンセプトでオープンしたのが「金乃竹塔ノ澤」です。
箱根の温泉郷の塔乃澤に2013年にオープンした新しいホテルで館内は大変綺麗な宿となります。
12才以下の方は宿泊を禁止しており、更に客室は23室しかないことから、館内は落ち着いた雰囲気となっています。
また、海外の方も多く宿泊されていますが、大人数で泊まることはないため、大騒ぎされたりといったことはなく、おとなが楽しめる宿となっています。
旅館に宿泊される際に楽しみなのが食事ではないでしょうか。
今回は「金乃竹 塔ノ澤」で堪能することができる極上の夕食について紹介をしたいと思います。
極上の夕食
夕食の時間
夕食は18時もしくは19時30からのスタートとなり、ラストオーダーは21:30となります。
チェックインの際に夕食の時間を確認されるため、スケジュールに合わせてどちらかのお時間を選ぶようにしましょう。
またこの際には、アレルギーや苦手なものなど食材について注文がある際は必ずお伝えするようにしましょう。
※スタッフの方が時間を聞く際にアレルギーなど食材についても聞いてくださりました。
夕食の会場
ダイニングはエントランスやレセプションがある3階フロアーにあります。
ダイニングルームは木々が多く置かれており、木目調の統一されていることから大変落ち着いた雰囲気の空間となっています。
椅子の背もたれが高くなっていることから、他の席と近くでもあまり声が聞こえにくい構造となっています。

厳選された夕食メニュー
入荷状況に合わせて内容はかわりますが、料理長が趣向を凝らした料理を堪能することができます。
献立を見ていただければわかるように、さまざまな食材を楽しむことができます。

席につくとドリンクを決めます。
ドリンクの種類は大変豊富で、ビールやワイン、日本酒、ソフトドリンクなどが用意されているため、料理に合わせて飲み物を楽しむことができます。
はじめに出てくるのが、「先附」と「添え」となります。
- 先附:湯葉養老豆腐
- 添え:煮穴子炙り
どちらも大変美味しく、ビールとの相性が抜群でした。

次に出てくるのは、「椀」となります。
- 椀:土瓶蒸し
中には鱧や松茸などが入っており、開けた瞬間の松茸の香りは最高でした。
すだちがついてくるので、2、3滴たらしてさっぱりした味で楽しむこともできます。


次に出てくるのは、「造里」です。
- 造里:石鰈、本鮪、伊佐木、鯛
お造りも大変美味しく、また土佐醤油と泡の塩があるため、それぞれ1切れずつ楽しむことができました。

次に出てくるのは、「凌ぎ」です。
- 凌ぎ:いくら浸し
いくらは大変新鮮でプチプチと食感を楽しむことができます。
また、おこわの中には銀杏も入っており、秋を満喫することができます。

次に出てくるのは、「鉢物」です。
- 鉢物:太刀魚焼き浸し
かぼす出汁であっさりとした味付けになっており、日本酒と最高に相性がよかったです。
神奈川の地酒も多く取り扱いがあるので、是非食事に合わせてみてはいかがでしょうか。

次に出てくるのは、「焼物」です。
- 焼物:紫蘇実田楽
田楽は豆腐や赤コンニャク、里芋を楽しむことができ、味噌が濃厚でこれまた日本酒が非常に食事にあいます。

次に出てくるのは、「焜炉」「留椀」「ご飯」「香の物」です。
- 焜炉:かながわ牛陶板焼き
- 留椀:まるや八丁味噌の赤出し汁
- ご飯:くりと零余子のご飯
- 香の物:5種盛り合わせ
お肉はサーロインでしたが脂身が少なく、次の日に胃もたれせず大変美味しかったです。
また、赤出汁や漬物など栗ごはんすすむものが多く、おかわり無料なので、たくさん食べることもできます。


最後に出てくるのが、「水物」です。
- 水物:柿ヨーグルト、酢橘の氷菓など
温かいお茶とともに、水物を楽しむことができます。
シャーベットは最後口の中をスッキリさせてくれました。
ちなみに水物はラウンジで食べることもできます。
私たちはラウンジで頂きましたが、多くの方が水物はラウンジで頂いていました。

まとめ
いかがだったでしょうか。
金乃竹 塔ノ澤は非日常を味わえるおとなの宿です。
2013年にできたばかりということもあり館内はとても綺麗で、落ち着いた雰囲気にあふれています。
ネットにはなかなか詳細の情報があがっていませんが、大変素敵な宿です。
食事も美味しく、おとな好みの味付けとなっており、お酒とも大変合う料理を楽しむことができます。
また、ただ美味しいだけでなく次の日への胃もたれもないため、おなかいっぱい食べても全く問題ありません。
塔ノ澤を堪能してみてください。